包茎手術で「抜糸」は必要?糸の種類と注意点を徹底解説

包茎手術の「抜糸」とは?

包茎手術を受けると、亀頭の根元あたりに細い糸で縫合されています。
その糸を後日取り除く工程が「抜糸(ばっし)」です。

手術の縫合には大きく分けて 「吸収糸」 と 「非吸収糸」 の2種類があり、どちらを使うかによって抜糸の有無が変わります。

  • 吸収糸:自然に体内に吸収されるため、抜糸の必要なし
  • 非吸収糸:手術から1〜2週間後に医師が抜糸を行う

つまり、「包茎手術=抜糸が必要」とは限らないのです。
最近では、抜糸不要の吸収糸を使うクリニックが増えています。


抜糸が必要なケースと不要なケースの違い

① 抜糸が必要な手術(非吸収糸)

・クリニック例:一部の美容外科系、または昔ながらの方法を採用している院
・メリット:糸がしっかりしていて傷口が安定しやすい
・デメリット:抜糸の痛み、通院の手間、跡が残りやすいことも

② 抜糸不要の手術(吸収糸)

・クリニック例:上野クリニック、東京ノーストクリニックなど多くの包茎専門院
・メリット:通院不要、痛みが少ない、自然に糸がなくなる
・デメリット:糸が残る期間がやや長く、最初はチクチク感を感じることがある

どちらの方法にも一長一短があり、「抜糸あり=古い」「抜糸なし=最新」と単純には言えません。
医師の技術やデザインのほうが、仕上がりに影響します。


抜糸のタイミングと注意点

もしあなたの手術が「抜糸あり」タイプだった場合、通常は7〜14日後に行います。
それまでの間は、無理に糸をいじらず、下記の点に注意しましょう。

  • 入浴は医師の許可が出るまで控える
  • 下着との摩擦を避ける
  • 糸が取れかけても自分で切らない

抜糸自体は5〜10分ほどで終わり、痛みもほとんどありません。
ただし、強く引っ張られたような「チクッ」とした刺激は感じる人もいます。


吸収糸でも「抜糸が必要」になることがある?

「吸収糸だから放っておいて大丈夫」と思われがちですが、
実はごくまれに、糸が自然に溶けずに皮膚の表面に出てくるケースがあります。

その場合は、医師がハサミで軽くカットして取り除くこともあります。
痛みはほとんどありませんが、自己判断で引っ張らないことが大切です。

また、糸の跡が赤く腫れたり、膿が出たりする場合は、感染の可能性があるため早めに診察を受けましょう。


抜糸・吸収糸、どちらを選ぶべき?

初めて包茎手術を検討している方は、以下の基準で選ぶと安心です。

  • 通院を避けたい → 吸収糸タイプ(抜糸不要)
  • 仕上がり重視で医師の手技に任せたい → 非吸収糸タイプ(抜糸あり)

特に仕事が忙しくて再来院が難しい人や、痛みに敏感な人は吸収糸タイプがおすすめです。
一方で、医師が丁寧にデザインした上で抜糸を行うタイプは、仕上がりが自然で傷跡が目立ちにくいという意見もあります。


まとめ

包茎手術の「抜糸」は、使用される糸の種類によって異なります。

  • 抜糸あり:非吸収糸 → 1〜2週間後に抜糸が必要
  • 抜糸なし:吸収糸 → 自然に体に吸収される

どちらが良い・悪いではなく、あなたの生活スタイルや希望の仕上がりに合わせて選ぶのがポイントです。
不安な場合は、カウンセリング時に「どんな糸を使うか」「抜糸は必要か」を必ず確認しておきましょう。