包茎にはいくつかの種類がありますが、その中でも多くの男性が気になるのが「仮性包茎」と「真性包茎」の違いです。見た目は似ていますが、実際には状態もリスクも大きく異なります。
仮性包茎とは
仮性包茎は、通常時は亀頭が包皮に覆われているが、手でむくと簡単に露出できる状態を指します。
日本人男性の多くがこのタイプに当てはまり、医学的には異常ではありません。衛生面を保てば、治療が不要な場合もあります。
ただし、包皮の内側に恥垢（しこう）がたまりやすいため、こまめな洗浄が必要です。また、性行為の際に皮が戻って違和感が出る場合や、見た目を改善したいという理由で手術を選ぶ人もいます。
真性包茎とは
真性包茎は、包皮が固く、亀頭をむこうとしても露出できない状態です。皮が強く締め付けられており、無理にむくと痛みや出血を伴うこともあります。
真性包茎は、見た目だけでなく衛生面や健康面にも影響が出ることがあります。尿が皮の内側にたまりやすく、炎症や感染、悪臭、さらには性病リスクが高まるケースもあります。そのため、多くの場合は医師による治療や手術が推奨されます。
まとめ
簡単にまとめると、仮性包茎は「むけるけれど戻る」、真性包茎は「むけない」状態です。どちらも見た目こそ似ていますが、健康リスクの大きさはまったく異なります。
もし自分がどちらか分からない場合は、恥ずかしがらずに専門クリニックで相談するのが確実です。最近では、切らない治療法や日帰りの包茎手術も増えており、身体への負担が少なくなっています。
仮性包茎も真性包茎も、放置するより正しい知識を持つことが大切です。清潔を保ち、自分の状態に合った方法でケアすれば、見た目も衛生面も快適に過ごすことができます。
