■ 人に言えなかった悩み
「学生のころから、ずっと気になっていたんです」
そう話すのは、関西在住の会社員・翔太さん(26歳)。
学生時代から軽い包茎に悩んでいたものの、
誰にも相談できずに一人で抱え込んでいました。
「友達同士の冗談で“包茎”って言葉が出るたび、
笑ってごまかしていましたけど、内心はすごく嫌でした。
“自分は普通じゃないのかもしれない”って。」
鏡を見るたびに気になる。
でも、病気じゃないから放っておいてもいい気もする。
そんな中途半端な気持ちのまま、20代を過ごしていたといいます。
■ 手術を決意したきっかけ
翔太さんが決意したのは、交際していた彼女との関係が深まった時でした。
「彼女に見せるのが怖かったんです。
“引かれたらどうしよう”って思って。
それでネットで調べて、初めて“包茎手術”という選択肢をちゃんと知りました。」
最初は不安もあったそうです。
「痛そう」「バレそう」「お金が高そう」――そんなイメージが先に立ちました。
それでも、無料カウンセリングを受けたことで考え方が変わりました。
「先生が丁寧に説明してくれて、“全然珍しいことじゃないですよ”って言ってくれたんです。
あの言葉で、ふっと気持ちが軽くなりました。」
その日のうちに手術を受けることを決意。
局所麻酔で30分ほどの処置で、痛みも想像よりずっと少なかったそうです。
■ 手術後の生活と心の変化
「正直、手術してから人生が変わったと言っても大げさじゃないです。」
術後は数日間の腫れや違和感はあったものの、
1〜2週間で落ち着き、1か月後には普段通りの生活ができるように。
それよりも大きかったのは、心の変化でした。
「自分に自信が持てるようになったんです。
彼女との関係も、以前より自然に向き合えるようになったし、
銭湯とか温泉に行くのも抵抗がなくなりました。」
これまで避けてきたことが、少しずつ「できる」に変わっていった。
その変化こそが、翔太さんにとっての何よりの収穫でした。
■ 同じ悩みを持つ人へ
最後に、翔太さんはこう話します。
「もし今、悩んでいる人がいたら、
一度カウンセリングだけでも行ってみてほしいです。
話すだけでも気持ちが楽になります。
僕も“もっと早く決断していればよかった”って思いました。」
包茎手術は、見た目を変えるだけでなく、
自分を受け入れるきっかけにもなる。
それが、翔太さんがこの経験を通して感じた一番の実感でした。

